ラベンダーは、その可愛らしい花とアロマの象徴とも言える独特の香りで知られていますが、
実は抗菌・抗真菌効果もあります。
ラベンダーに含まれるリナロールや酢酸リナリルが、
カビや真菌の成長を妨げることが、さまざまな研究からわかっています。
完全にカビの発生を抑えるほど強いわけではありませんが、
目に見えないものの、カビの胞子は空気中に浮遊しているわけで、
なんとなくいい気がしません。
ということで浴室でラベンダーの芳香浴をすれば、
リラックス効果とまわりのカビをやっつけてくれるということで一石二鳥なのでは?
浴室内芳香の方法をご紹介すると、
1:ラベンダー精油を数滴浴槽にたらす
2:ラベンダーと無水アルコールでスプレーをつくり壁にふきかける
これで浴室内はラベンダーの香りが充満します。
精油は水に溶けませんが、ラベンダーは肌についても大丈夫な精油で、
精油が水面に浮いている方が、浴室内芳香しやすいので一番手軽でおすすめです。
心身ともに疲労しているときは呼吸が浅くなり、
体内での酸素と二酸化炭素のガス交換の効率が下ってしまいがち。
また、筋肉が常に緊張した状態が続いたり、代謝が低下してしまっているんですね。
ラベンダーに含まれるリナロールや酢酸リナリルは、リラクゼーション作用もある成分です。
だから、ラベンダーの香りを吸うことで、自然と呼吸も深くなってリラックス効果がより高まります。
そもそもラベンダーは、ラテン語の「ラヴァレ(洗う)」という言葉からきており、
古代ローマにおいて入浴の際にラベンダーが使われていたと言われています。
現代においてもぜひラベンダー入浴でリラックス&リカバリーを試してみてください。