そろそろ「梅雨入り」という季節を迎えますが、
5月26日が風呂カビ予防の日というのをご存知でしょうか?
日本気象協会の調査で、この日からカビが発生しやすい気温と湿度になり、
浴室などにカビが生えやすくなることから制定されたようです。
カビ対策の製品はたくさん市販されていますが、
やはり塩素系を利用している方が多いのではないでしょうか。
塩素は匂いもきついですし、服につくと色落ちするし、
やはりアロマでカビ対策ができるとうれしいですね。
さて防カビにローズ精油を使うなんてとてもじゃないけどできませんが、
おもしろい実験報告があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjom/54/1/54_jjom.H24-04/_pdf/-char/ja
ローズ精油に含まれる主要 4 成分のうち、どれが防カビに有効なのか、
これを調べた実験なのです。
ローズ精油の主成分は下記の通り。
フェニルエタノール 70~80%
ベンジルアルコール 1~3%
ゲラニオール 4~7%,
ネロール 1~4%
どれが防カビに一番効果があると思いますか?
一番含有量が多いエタノールという名前が入っているフェニルエタノールと予想しがちです。
ところが、答えはゲラニオールとネロール。
この2つはローズ以外にもパルマローザやレモングラスにも入っていて、
ともにモノテルペンアルコール類で抗菌力が強く、香りもローズ様で性質も似ています。
このゲラニオールという成分は、
ホルモンバランス調整、肌の弾力回復など女性にうれしい効果もあるといわれており、精油の作用は奥深く不思議ですね。
結論!
ローズは無理だけど、パルマローザ、レモングラスは防カビにおすすめです!