お風呂の残り湯で洗濯をするご家庭もあるかと思いますが、一見きれいに見える残り湯も実は案外汚れているようです。
お風呂の残り湯には、どれくらいの細菌がいるかを調査した衛生微生物研究センターによるデータがあります。
下記のデータは夏の風呂水を採取して培養、1mlあたりの細菌数を算出した一例です。
体の汚れや浴室温度などの要素によって当然細菌数は変わりますので、参考の数値といえますが、細菌数が一晩で数千倍になることもあるのは驚きです。
ただ、残り湯の細菌は主に人の身体(皮膚など)に由来するもので、通常は病気の心配はないそうです。
また、残り湯の再利用は節水や環境保護の観点からも有意義ということで否定はされていません。
残り湯を洗濯に利用するときのアドバイスが紹介されています。
◎その日のうちに使う。
◎洗濯は残り湯でもすすぎは残り湯を使わずに水道水で行う。
このセンターでは、入浴時に使うバスタオルについても興味深い話を紹介しています。
使用後に3日間放置したバスタオルには、細菌数が数万から数億個に増加したケースがみられたそうです。
細菌の増殖は、バスタオルに付着した水分と栄養である汗や垢によるもので、不快な臭いも雑菌が原因です。
使用後のバスタオルは放置せずに使用のたびに洗うのが望ましいと助言しています。
洗濯物を溜め込んでまとめ洗いをするなら、アロマの力を借りて清潔に努めましょう。
消臭・除菌ができるティートリークリーンをお役立てください。